猫ちゃん、男性の命を救った輝かしい功績により一日警察署長に任命される

”人命救助”の猫ココちゃん　富山市内で一日警察署長に

去年、用水路で倒れていた高齢の男性に気づき救助につなげたとして話題になったネコが、富山市内の警察署の一日警察署長に任命されました。

富山南警察署の一日警察署長に任命されたのは、メスの飼い猫「ココ」ちゃんです。

ココちゃんは去年６月、自宅近くの用水路で倒れていた高齢の男性に気づいたことで、飼い主や近所の住民らによる救助活動につながったとして、警察から表彰されました。

一日署長に任命されたココちゃんは、春の全国交通安全運動にあわせて一役買ってもらおうと、富山市の熊野小学校で行われた交通安全教室に参加しました。

子どもたちはまず、体育館で横断歩道を渡る際は左右をしっかりと見て、まっすぐ手を挙げてドライバーに合図することなどを、ココちゃんと一緒に確認しました。

その後、子どもたちは学校の外に出て、人形を使って車とぶつかった際の衝撃がどの程度なのかを見たり、道路のぎりぎりに立っていると車の後輪にひかれてしまう危険があることを確認していました。

ココの飼い主の新田知子さんは「子どもたちには、交通事故や用水路に気をつけて歩いてほしいです。ココは緊張している様子でしたが、子どもたちが登校する時間によく家の外に出ているので、もし異変があればココに教えてもらいたいです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210413/3060007124.html