第一は「高齢化による伝統的な党員・支持者の死亡」。自民党の取り巻きがみんな寿命きてしまったのでライバル不在の状態で自滅していった
第二は「保守統一戦線の瓦解」。三種の異なる保守層の三位一体構造の支柱となっていた安倍晋三が辞任し、暗殺されたことでバラバラ状態になってしまった
第三は「共同体の崩壊」。自民党を支える互助集団となる地方の地域共同体、経済団体などの利益集団の疑似共同体が時代になじまなくなっており、時代に合った新たなCommunity organizingができなくなっているということだ
自民党の支持基盤といえば農村票に象徴される田舎のじいちゃんたちだった。田中角栄の時代の有権者だ
だがその人たちは相当高齢化している。なんせ「あと10年で自民党員の9割が他界する」というネット記事が話題になったのが2014年のこと。当時は第二次安倍政権発足直後で勢いがあったが
それから11年後のいまは「9割の支持者が死んだ後の世界」なのだ
https://president.jp/articles/-/13400
11年前との比較な
支持率と党員数の比較に意味がないことがわかるだろ
平成の初めに550万人近くいたのに?
>>2の文章見直せ
引き続きどうぞ
いや、もう辞めるやん
現実見えてないの?
2009年から民主党政権で、自民党は下野をよぎなくされていた
権力を取り戻すために「保守層の一致団結」が求められた。それが日本を取り戻すという安倍晋三のキャッチコピーである
安倍晋三は、保守再興のアイコンとしては都合がよかったのだ
国民に支持されなくなっただけだと思うよ
大正解
共産党に至っては、戦争時代に幼少期を経験して軍国主義のトラウマを植え付けられ、若き日に「安保闘争」を経験した戦中派世代(不破世代)がメインだから
しんぶん赤旗の投書欄とか90歳前後だらけでびっくりするよ
1つは「思想保守」。いわゆる右翼と呼ばれる人たちで、伝統文化を守れとか、中国船は撃沈しろとか、復古的で強烈なイデオロギーを持つ人たちだ
日本人の大多数は無思想(ノンポリ)でその時代の空気によって極右にも極左にもなびく人間ばかりだが、そのうちの一定数には固定的な右翼と左翼がいる(左翼の受け皿は日本共産党である)
そのような右翼思想の人たちの受け皿となる公党が存在しなかった中、安倍晋三はあえてそのような主張を全面に出したので、チャンネル桜やHanada辺りが「安倍救国内国樹立論」で大いに盛り上がったのだ
歴代自民党の総裁(下野状態で首相経験がなくイデオロギー的には完全にリベラルな河野洋平とかも含めて)で、ここまで保守思想を露骨にしたのは安倍晋三ただ一人である
安倍が現れる前は民主党に総理の座まで明け渡して、地獄の民主党時代が始まったし
今からそれを解説するからじっくり聞いてくれ
野党はたとえ野党第一党でもマスコミはほとんど無視するんだ
民主党政権時代、当時のテレビや新聞は肯定するにも否定するにも民主党の動向ばかりを伝えた。権力もってんだから当然だけど
一方、「話題にならない」というだけで党はすっかり低迷し、藁にも縋る思いで、「保守思想を持った勢力」と自民党(とくに安倍派)が近接しまくった
実際問題、当時チャンネル桜には安倍晋三が出演していたし、安倍と思想的に近いタカ派議員が「撃論」とか「ジャパニスム」のような西村幸祐の作ったサブカル右翼雑誌に寄稿しまくっていたこともあった
田中角栄の時代より、田舎では利益誘導による「再分配」を期待して自民党を支持する人たちが大勢いた。自民党大国と呼ばれる大物議員の地盤である
そういう人たちを支えるために族議員というグループがいて、農業団体の組織候補はの農林族、土建屋の業界団体がバックにいるのは道路族という風にあらゆる職業従事者の飯の種を与えた
民主党政権発足後はJAのように民主党支持に寝返って権力にパラサイトし続けた集団もあるにはあるが
その民主党は「コンクリートから人へ」でインフラ予算をごっそり削減したので、痛い目を見て倒産した土建業者も多かった
めぼしい産業のない田舎であるほど、自民党にぶらさがることが生命線なので、利権に帰省して生きている人は死ぬ思いをして民主党政権の3年間を過ごしていたわけでもある
そういう田舎の古い人たちは、大学も出ていないし思想の左右も分別がつかない奴らではあるが
村社会の共同体の論理で生きているので「世襲政治家のサラブレッドの大物」という安倍晋三は自分たちが担ぐにぴったりのアイコンだった
事実、山口県では安倍晋三の選挙区は死ぬまで無敗状態であった
失敗小僧ってYouTuber見たときと同じくらいキモい妄想力感じる😳
この層はいわゆる新自由主義者だ。どういうことかというと、アメリカのようなグローバル経済の論理を導入することこそが正しいと考える都会のビジネスパーソンたちである
古い自民党は生活保守政党で、規制を作りまくり利益誘導による調整を行っていたことで格差をなるべく軽減し国民総中流を実現していたが、それは経済保守からみれば「社会主義」そのものであった
負け犬が没落して飢え死にするのは自己責任、その代わり商才のある人間が分捕られることなく最大利益を獲得できる世界が素晴らしい。マネーがすべて、というドナルドトランプみたいな精神の持ち主は
「生活保守」とは相いれないし、鎖国の古い伝統なんてぶっ潰せと現代的なグローバリズムを志向とする彼らは「日本の伝統文化を守れ」という思想保守とも相いれないのである
安倍は官房長官として小泉純一郎首相による新自由主義(小泉竹中路線)を支えたし、看板政策のアベノミクスで「経済保守層」は大いに潤ったのである
同友会の新浪みたいに安倍人脈の財界人は大勢いるでしょ
ひらたくいえば田舎のじいちゃんたちの村社会の寄り合いを束ねた胴元集団である。巨大な自治会連合みたいなもんである
それが中曽根政権の民活(三公社五現業の解体)、橋本龍太郎の構造改革、そして小泉竹中という風にどんどん「経済保守」に傾倒していった
簡単な話
田舎の土地に根差して生きている(都会から見れば)生産性のない人と、都会のビジネスパーソンの投資家やらコンサルやら(田舎から見れば)虚業で食ってる人
この2者は相いれるわけがない。後者に利する政治をすれば、当然前者は割を食う。自民党の最大の票田とも言われた郵政票を丸ごと失うことで郵政族政治家が冷や飯を食った「郵政民営化」は典型である
そのようなことから自民党は支持基盤を失い、野党に転落した。民主党政権に国民新党(亀井静香ら旧郵政族の政党)が引っ付いて連立したのは、そのためだ
そうでもない
保守層の分断が最大の理由だ
そして民主党政権は、部分的には生活保守を取り込んでいる。郵政族との連立や、小沢一郎のぶちあげた農家の個別保証制度によるJA全中の民主党支持取り付けは典型だ
一方で蓮舫が事業仕分けのパフォーマンスをやったり、小泉改革的な新自由主義の面もあったわけですよ
そんな半端な政党が魅力的なわけがない。「政権担当能力」では長年権力にいた自民党が上手だし、民主党は素人集団、「出来損ないの自民党もどき」でしかなかった
なので保守政治にうんざりする層(左翼だけでなく無党派層の多数派国民も含む)は民主党に投票しておきながら、なんだ古い政治変わらねえじゃんと愛想をつかして、わずか3年で終わったのです
田舎と都会、生業とビジネス・・・あらゆる利害が矛盾する二者の反目が下野につながったが
その共闘構造を作った橋渡し役が「思想保守」だったのである
なぜなら生活保守は基本ノンポリだが、封建社会の当事者である古い田舎の後期高齢者のじいちゃんが多いので、伝統文化を守れと言われれば燃え上がるのである
ビジネスマンにしても、金儲けのためならためらいなく伝統をぶっ壊しているようで、イーロン・マスクみたいに「ビジネスライク」でそれが儲かるなら保守思想だって利用するんです
この3新聞は論調が微妙に違う、民主党政権への構え方も違った
けど第二次安倍発足後、3紙そろってアベノミクスで大盛り上がりしていたように、今までばらばらだった保守を束ねるには安倍は最適だったのだ
無派閥で「縦割り打破」が政治信条だった人だ。簡単に言えば、同じ神奈川の小泉純一郎の流れの構造改革路線の人だし、橋下を政界入りさせ「維新」を作った人物でもある
安倍のブレーンは百田尚樹だったが、菅義偉はアトキンソンである
これはつまり新保守主義(ネオコン)から「思想保守」が離脱してただの新自由主義(ネオリベ)になったということである
三位一体の崩壊は菅義偉から始まったのだ。保守系ネットテレビのチャンネル桜ではめっちゃ菅義偉は叩かれまくっていただろ?
後を継いだ岸田文雄が総裁選で訴えたのは「新自由主義からの脱却」だった
実際、岸田政治の新しい資本主義は、アベノミクスでうまいメシを食っていた経済保守系の安倍派論客(左翼がいうビジネス右翼)には大ヒンシュクだった
つまりここで「経済保守」が離脱したんだ
自分の地元でもある広島の原爆ドームに各国首脳を呼び寄せ、非核を訴えるなどしたことは
核武装論者である思想保守層の猛反発を食らった。もともと宏池会系でリベラル派閥でもあるしな
「10年後には自民党の党員が9割ぐらい他界している」っていう記事が出たんだよな













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