【画期的な治療薬となる可能性】重症 コロナ(SARS-CoV-2) 肺炎に対してトシリズマブ(アクテムラ®)を使用した 9 症例の報告

1 : 2020/05/04(月) 15:34:40.97 ID:u3Xy7l8w9

序文

*略

COVID-19 の重症化には過剰な
炎症反応、サイトカインストームが関与することが示唆されており、サイトカインストームを抑制、制御可能な抗炎症、免疫療法の開発が強く望まれている 2,3)。
サイトカインの中でもinterleukin-6 (IL-6)は 、COVID-19 の予後を反映するマーカーのみならず重症度と相関し、一方、 抗 IL-6 受容体抗体トシリズマブ(アクテムラ®)は、類似病態を呈する CAR-T
(chimeric antigenreceptor-modified T cell) 療法に伴うサイトカイン放出症候群に著効し、すでに承認されている 4)。IL-6 阻害療法は、COVID-19 におけるサイトカインストームに対しても画期的な治療薬となる可能性があり、本稿では、compassionate use として、重症 COVID-19 に対するアクテムラの使用経験を報告する。

方 法

これまでの COVID-19 に関する報告を踏まえ 5-7)、当センターでは、重症度別段階的治療プロトコールを作成し、日本感染症学会の重症度分類に準じて重症度を判断し、重症例においては、compassionate use として、(可能性がある)抗ウイルス剤(シクレソニド(オルベスコ®)、ファビピラビル(アビガン®)、ロピナビル・リトナビル(カレトラ®)、ヒドロキシクロロキン硫酸塩(プラケニル®))とともにアクテムラを投与した。

結 果

現在までにクルーズ船の 3 名を含む 47 名 のCOVID-19 患者が当センターに入院し、21 名が症状軽快と PCR 検査の 2 回陰性確認で退院し、他の 26名の内 11 名が入院当日~数日以内に急激に呼吸状態
が悪化した重症例である。

重症 11 例には全例抗ウイルス薬(7 例でアビガン錠、2 例でカレトラ錠)とオルベスコ吸入を併用し、院内倫理委員会の承認の元に、上記の投与基準を満たし説明同意の得られた 9 例に対し、抗 IL-6 受容体阻害薬(抗炎症薬)アクテムラ400mg(1 例のみ高体重で 800mg)を単回投与した。

本薬剤投与導入時の当初の 2 例は人工呼吸管理開始直後の投与となったが、2 例共に肺炎と呼吸機能が改善している。

2 例はアクテムラ投与後も呼吸機能の悪化が続き、上記 2 例が当センターICU の COVID-19専用枠の 2 床を占めているため、大阪府内の高度救命センターに転院し人工呼吸管理となったが、同院の集中治療にて改善・抜菅され、10 日目、12 日目に当センターに再転入し、現在も改善傾向にある。

残りの5 例では投与開始後数時間以内に解熱と、『割れるような』激烈な頭痛を認めた 3 例の全例での頭痛の消失および急激な呼吸機能悪化の停止を、2~4 日後に呼吸機能の著明な改善(胸部陰影は軽度の増悪)を、5~7 日後に胸部陰影の改善を認め、3 例が退院目前である。

なお本薬剤の投与に伴う敗血症の合併や気道由来検体のウイルス遺伝子陰性化期間の延長や遷延
を認めていない(当院の軽症~中等症例 21 例の平均は 15.9 日)。

9 症例のアクテムラ治療前後の経過をTable 1 に示すが、特に、退院目前の 3 症例の治療内容と臨床経過を以下に記載する。

症例 1(Fig. 1): 72 歳男性。既往歴に頭頸部癌治療後。重症COPD と肺Mycobacteriumkansasii 症(INH+RFP+EB 併用)の治療中。

入院約 2 週間前より倦怠感(呼吸困難感)が続き、4 日前より呼吸苦が増強し、当院再診。

院内実施の COVID-LAMP 検査で
陽性を認めて入院。発熱を認めない(36.7℃)が著明な低酸素血症(室内気で SpO2 87%、3L/min O2 で96%)と胸部 CT 検査で両側肺の末梢優位に広汎に広がる浸潤影・スリガラス陰影、CRP 8.62mg/dL↑(フェリチンは 153ng/mL)を認め、入院直後よりオルベスコ吸入を開始、夕方にアクテムラ点滴を実施し、第2 病日には呼吸機能が悪化(6L/min O2 で 93%)し、アビガン錠を追加した。第 4 病日(投与後 3 日目)より呼吸機能(4L/min O2 で 93%)と食欲が著明に改善し、第 8 病日(投与後 7 日目)の胸部単純写真で両肺
陰影の著明な改善を認めた。

以後緩徐に呼吸機能とADL が改善し、第 16 病日(投与 15 日後)に症状軽快定義を満たし、在宅酸素療法(2L/min O2)導入での退院目前である。

http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200430_2.pdf
*全文はリンク先へお願い致します。

2 : 2020/05/04(月) 15:35:30.28 ID:SbKX5tCn0
マシリトラブ
3 : 2020/05/04(月) 15:36:34.24 ID:VG4xTQUt0
3ならタケプロン
5 : 2020/05/04(月) 15:37:01.09 ID:RBcwQo1z0
言うても高いしそうそう量もないやろそれ
8 : 2020/05/04(月) 15:38:11.97 ID:10ueUq0m0
アビガンはよw
9 : 2020/05/04(月) 15:38:20.65 ID:UYQ5gcxl0
対照群のない報告はみんなインチキ
11 : 2020/05/04(月) 15:40:32.03 ID:ylcGuVs20
トシカズマブダチ
12 : 2020/05/04(月) 15:40:35.89 ID:sofnDUGg0
製薬会社とズブズブ
15 : 2020/05/04(月) 15:41:45.12 ID:7rjDAz4W0
これ、中外製薬の創薬して、スイスのロシュ社が販売するので
厚労省は早期に承認するよ。

米レムデシビルも中外製薬が販売するので厚労省は早期承認した・
理由は分かるよね。

16 : 2020/05/04(月) 15:42:08.47 ID:4PLBmgmw0
結局サイトカインストームとやらも薬で治るんか
20 : 2020/05/04(月) 15:44:26.71 ID:RBcwQo1z0
>>16
それを抑えるための免疫抑制剤の話だね
かなりギリのシチュエーションで使われて、それがまた劇的に聞いてるみたい
72才でガンやって、たばこの吸いすぎかね?COPDやって感染症の治療中でこれだよ
18 : 2020/05/04(月) 15:43:44.44 ID:cp2RsA580
抗ウイルス薬のレムデシビルと、免疫抑制剤のアクテムラあたりがデフォになるな
19 : 2020/05/04(月) 15:44:05.10 ID:GJfPshMo0
イベルメクチンはどうなった?
これが一番薬価も安く、別の処方薬としての実績もあるから副作用とかもある程度わかってるんじゃないか?
22 : 2020/05/04(月) 15:44:48.36 ID:YGA00jWP0
カタカナ苦手やねん
23 : 2020/05/04(月) 15:45:06.61 ID:4/rwZtRj0
イベルメクチンは天下り受け入れしないので1年放置
24 : 2020/05/04(月) 15:45:24.74 ID:NWjiNWz80
こういうのは結局、病院と製薬会社との濃密な関係によるからなあ。
その病院に関係を持たない製薬会社の薬は来ないんだよね。
25 : 2020/05/04(月) 15:45:52.30 ID:2WyUpcDC0
感染症は警告と禁忌と添付文書に書いてある。
アクテムラを使うと感染症が悪化することを意味する。
サイトカインリリースシンドロームも大切だが、承認されているのは癌治療のサイトカインリリースシンドローム。
新型コロナ肺炎などの感染症については、安全性が確立していない。
26 : 2020/05/04(月) 15:46:46.94 ID:/D6h+8P10
大阪はびきの医療センター
梨やんもここかね?
27 : 2020/05/04(月) 15:46:54.25 ID:vesTwgWH0
んちゃ

コメント

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