大阪の新規感染262人、知事「時短強化も」　兵庫は118人

大阪府と兵庫県では24日、新型コロナウイルスの新規感染者数が262人と118人となり、いずれも緊急事態宣言が発令されていた2月上旬以来の水準となった。大阪府は31日を期限として、大阪市内の飲食店などを対象に午後9時までの営業時間短縮を要請している。吉村洋文知事は24日、4月1日以降の時短要請の強化について「当然あり得る」と述べた。

府は26日か29日にコロナ対策本部会議を開いて対応を決める方針だ。吉村氏は足元では大阪市内の感染者数が増えていることなどから、「今の段階で要請を市外に広げるとまでは判断していない」と説明。一方で「大きな（感染拡大の）波の入り口に立っていると認識したほうがよい」と述べた。

大阪府で1日に確認された感染者数が200人を上回るのは2月5日以来。兵庫県も100人を超えたのは2月4日以来となった。兵庫県の直近1週間の1日平均は67.4人となり、この1週間で12.8ポイント上昇した。京都府の24日の新規感染者は19人だった。