免許取り消しの男、キャバクラ４軒はしご、１０時間飲酒して死亡ひき逃げ事故起こす

免許取り消しの男、キャバクラ４軒はしごし１０時間飲酒後に死亡ひき逃げ事故

　大阪市中央区で今月１０日、飲酒運転の車による死亡ひき逃げ事件があり、自動車運転死傷行為処罰法違反（危険運転致死）などの容疑で逮捕された男が、事件直前まで約１０時間酒を飲んでいたことが、捜査関係者への取材でわかった。男は昨年３月に飲酒運転で免許取り消しになっており、大阪府警は３０日、道路交通法違反（無免許）容疑を加え、最終送検した。

　府警によると、男は堺市西区の会社員直江潤容疑者（４１）。直江容疑者は１０日午前１０時１０分頃、大阪市中央区の交差点で、酒に酔って無免許で車を運転し、ミニバイクの大阪南郵便局員石井英次さん（５１）をはねて死亡させ、そのまま逃げた疑い。翌１１日に逮捕された。

　捜査関係者によると、直江容疑者は９日午後１１時頃から１０日午前９時頃まで、大阪・ミナミでキャバクラ４軒をはしごし、焼酎や洋酒を飲んでいた。車は約１キロ離れた駐車場に止めており、「取り締まりから逃れようと、繁華街から遠い場所に車を止めた」と供述したという。調べに対し、「十数回、飲酒運転した」とも話し、府警は常習的だったとみている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210730-OYT1T50287/