女性、外国人に誘拐されてレイプされる。携帯電話は自由に使えたのに誰にも助けを求めなかった理由は↪

　2023年、少女をわいせつ目的で誘拐した上、性的な暴行を加えた罪に問われているアメリカ空軍兵の2回目の裁判が開かれ、被害にあった少女が出廷、犯行の状況などを証言しました。

　わいせつ誘拐と不同意性交等の罪に問われているのは、アメリカ空軍・兵長ブレノン・ワシントン被告（25）です。

　起訴状などによりますとワシントン被告は2023年12月24日の午後5時すぎ、沖縄本島の公園で16歳未満の少女をわいせつ目的で車に乗せて誘拐した上、性的な暴行を加えたとされています。

　2024年8月23日の裁判では被害にあった少女の証人尋問が行われ、少女はついたてで遮蔽された状態で事件当時の犯行の状況などを証言しました。

　その中で公園でワシントン被告から年齢を問われた際に、英語やジェスチャーを使って16歳未満であることを伝えたと主張。被告人からスマートフォンで「軍の特別捜査官」であることを伝えられ銃を持っている写真も見せられ恐怖を感じたと述べました。

　少女は「被害にあってから夜も寝れなくなったり外に出るのが怖い」と話し、事件発生前の2023年7月31日には自宅近くで外国人男性に体を触られたりキスをされるなどの被害にあったことも明らかになり、男性に対して恐怖心があったと述べました。

　検察官から「ワシントン被告に対してどのような思いか？」と尋ねられ、「自分が犯した罪の重大さをわかってほしい」と答えました。

　また弁護側からの「携帯電話を自由に使える立場であるなら外部に連絡はできなかったのか？」という質問に対して「外部へ連絡が出来るタイミングがなかった。犯人の家に行ってWi－Fiを繋ぎ外部に連絡する思考がなかった」と答えました。

　2024年8月23日は母親も出廷し証言を行い、2024年8月30日に被告人への尋問が行われます。

琉球朝日放送8月23日付
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