タイの人気レストラン、イスラエル人お断りを掲げた為イスラエル人がボイコット呼びかけ 「個人の行動を国民全体に当てはめるな！」

タイのレストランに「イスラエル人入店禁止」の看板 | Palestine Online
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タイの人気島パンガン島でイスラエル人観光客を巻き込んだ屈辱的な事件が発生し、人気レストランの入り口に「イスラエル人お断り」と書かれた看板が掲げられたことでイスラエル人がレストランのオーナーを反ユダヤ主義者だと非難するなど論争を巻き起こした。

チャンネル12によると、イスラエル人観光客のイツィクさんは、ネット上で好意的なレビューを読んで友人らとレストランに到着したが、入り口で従業員の一人が「イスラエル人入店禁止」と書かれた小さな看板を指差して、席に座らせなかったため驚いたという。

彼はさらに、「自分が見ているものが信じられませんでした。最初は、想像しているだけだと思いました。これは人種差別的な行為であり、他に説明のしようがありません」と付け加えた。

観光客は、レストランのオーナーが、以前イスラエル人のグループがそこに座っていたが、そのうち2人だけが食事代を支払っていたと説明し、イスラエル人全員の入店を禁止することにしたと説明した。

「これは馬鹿げた言い訳だ」とイツィク氏は述べた。「一人の個人の行動を国民全体に当てはめることはできない」

この観光客はソーシャルメディアにこの話を投稿し、イスラエル国民にレストランのボイコットを呼び掛け、「人種差別について沈黙しないことが重要です。今日は1軒のレストランの看板が、明日は他の場所に広がる可能性があります」と述べた。

別のイスラエル人観光客も、同じレストランで同じような経験をしたと報告している。彼女のパートナーは、空席があるにもかかわらず、料理を注文していないという理由だけで退店を求められたことがあった。その後、彼女は他のイスラエル人からも同様の苦情が寄せられており、レストランの経営陣の「敵対的な態度」について言及している。

この事件は、タイを多数訪れるイスラエル人観光客の間で広く憤慨を引き起こした。中には「2025年に許されない差別だ」と批判する声もあった。タイ当局はこの事件について公式コメントをまだ発表していない。

出典：各通信社