人妻とのセックスってどうなの？　産休育休明けで復職してきた鈴木さん(33歳)をデートとセックスに誘おうと思うのだが

https://digital.asahi.com/articles/ASN6H5JT1N68UTFL003.html

分散登校「まるでパズル」　学校再開でも戻らぬ母の日常

コロナ禍の緊急事態宣言が解除され、経済活動が再開されるなか、一部の女性たちがいまだに仕事に復帰できずにいる。学校の分散登校や保育園の受け入れ制限など、「新しい生活様式」に伴う家事や育児の負担が引き続き集中しているからだ。緊急避難で引き受けたはずの役割が、なし崩しに続く現状に疲労が募る。
毎日違う登校時間、数日おきの登園
　「学校も幼稚園も再開したのに、こんなに予定が立てられないとは思わなかった」

　都内で小学2年生の長男（7）と年中の長女（4）を育てる会社員の30代女性は、長男の小学校から配られた分散登校のお知らせと、長女の幼稚園の登園予定表を見比べながらつぶやく。小学校が休校になった3月から在宅勤務にしていたが、緊急事態宣言が解除された6月からは、だんだんと出社しての勤務に切り替えようと思っていたところだった。

　長女の幼稚園は、「再開後も数日おきの登園」との方針。長男は毎日学校があるものの、登校する時間が午前か午後に分かれており、給食はない。2人がそろって学校と園に行ける日はあるのか、パズルのように2人の予定を書き込んだカレンダーを見比べたが、そんな日は見当たらない。勤め先は通常勤務に戻りつつある。自分だけが在宅勤務を続けることに対し、社内の居心地が悪くならないかと日に日に焦りが募る。

見通したたず「やめた方が……」
　小学校1年生の長男（6）の学校が始まり、休んでいたパート勤務を再開しようと思っていた都内の40代の女性も、「復帰はまだ先になりそうだ」とこぼす。

　長男は午前と午後のどちらかに登校する分散登校のうえ、近所の上級生たちとの集団登下校が感染対策でなくなり、1年生は保護者の送り迎えが必須だ。会社員の夫は通勤が再開したため、付き添いは常に女性が担当。
自宅から学校までの往復時間を除くと、空く時間は数時間に満たない。1カ月先の登校スケジュールも「感染状況を見ながら判断」というお知らせが来たきり、進展がない。「先が見通せず、職場に予定を伝えることもできない。不確定な状況に疲れ、仕事をいったんやめた方がいいかと悩んでいる」と話す。

「いつでも戻れる」と「いつでもいい」は違う
　保育園の登園自粛要請が続き、育児休業からの復職が遠のいている人もいる。4月に復職し、1歳の長女も保育園に入る予定だった都内の法人職員の女性（39）は、6月半ばの今になっても、職場復帰の予定が立てられずにいる。

　4月以降、園から「できる限り、育休の延長をしてほしい」と呼びかけられ、それに応じ続けている。女性の住む自治体も、通常は「入園から1カ月以内」とされている復職の期限を、7月末までと延長。この決定を受け、園から当然のように「では、7月まではおうちで」と声を掛けられ、複雑な心境を抱える。

　会社員の夫も「ちょうどタイミングがよかったね」くらいの受け止めだが、産休・育休で職場を離れて1年以上となる。職場も育休延長を認めてくれるが、「『いつでも戻れる』のと、『いつでもいい』と思われるのは違う」。長期間職場を空けてしまうことで同僚から置いて行かれてしまう不安や、ボーナスが支給されないことによる経済的不安もある。ただ、「感染対策」を持ち出されると、自分くらいの不満では声を上げてはいけない雰囲気があり、うつうつとした日々が続いている。

　在宅勤務と子育ての両立に悩み、退職を選択したケースもある。江東区の30代の女性は、今月初めに仕事を辞めた。「不安のような、手持ち無沙汰のような…」

　会社は在宅勤務を導入するなど、学校が休校になっている間も働けるような態勢を作ってくれた。ただ、在宅勤務と育児を両立させようとすると、「仕事中、子どもをほったらかしにしてしまっていていいのか」「動画を見せすぎなのではないか」などという不安がどんどん心の中に広がった。
女性が家にいることで、かまってほしいと話しかけてくる小学校1年生の長男（6）には、「仕事中だから集中させて！」と怒ってしまうこともあり、こうした状況に自分が耐えられなくなったという。

　思い切って仕事を手放したいま、夜まで仕事をする夫をうらやましく思うこともある。子どもを産んでも働き続け、仕事にも愛着はあった。ただ、「全部を求めれば身体を壊してしまう」。今後、長男の学校が通常通りになれば、短時間のパート勤務などを探そうと考えている。