【悲報】　専門家会議「８割削減が未達成でした・・・　　理由は通勤」

新型コロナウイルスに関する政府の専門家会議は1日、人と人との接触を8割減らす目標の達成が不十分として「徹底した行動変容」を求め続けるべきだと提言した。
分析結果からは働き手の昼間の接触が都市部で制限しきれず、通勤に伴う周辺との出入りも十分に抑えられていない現状が浮かび上がった。
感染者数は減少傾向に転じたものの、ウイルスとともに生きていく努力を社会に強く訴えた形だ。

専門家会議は、まず感染状況について、検査による陽性の確定日と発症日のそれぞれを基本にした新規の感染者数のほか、ウイルスを1人の感染者が何人に感染させるかを示す再生産数の値などから分析した。

提言によると、1日当たりの新規感染者数は、7都府県に緊急事態宣言が発令された直後は700人近くに上ったが、
最近は200人程度にとどまる日も増えている。3月中下旬に「2」以上だった再生産数も、4月10日に全国で0.7、東京は0.5の値を示し、いずれも流行が収まりつつあることを表すとされる「1」を切っていた。

会議では感染者が2倍になるまでの「倍加時間」が鈍化した点も示され、こうした点から「全国的に新規感染者数は減少傾向にあることは確かである」と指摘した。
ただ、「オーバーシュート（爆発的な感染者の急増）の兆候を見せ始めた3月中旬前後の新規感染者数の水準までは下回っていない状況」とも言及している。
専門家会議は感染拡大を防ぐうえで、リスクの高い密閉、密集、密接の「3つの密」を避けることや、テレワークや時差出勤、テレビ会議など職場での対策などを求め続けているが、提言では、このうち職場での取り組みに注文をつけた。

政府が収束に向けて8割削減を目標に掲げてきた人と人との「接触率」については、かねて曖昧で分かりにくいとの指摘があった。
今回の提言では、都市部の人の量・流れと、1人当たりが経験する単位時間当たりの接触頻度について、携帯電話の位置情報とアンケート調査に基づいて推定し、2つを掛け合わせた値と明示した。

その上で東京・渋谷駅周辺と大阪・難波駅周辺から半径1キロ圏内を対象に、緊急事態宣言が発令される前の1月17日と4月24日の変化を比較した。
分析の結果、10歳代～20歳代の若者らを中心に接触率が80%以上減少しており、大学などの休校による効果があったとみられる。
一方、30歳代以上は在宅勤務などの影響で減少もみられたが、日中は多くが8割には届いていなかった。

時間帯別では、渋谷駅周辺の平日の昼間と、夕方以降の接触率は、それぞれ49%減と62%減で、難波駅も29%減と41%減となり、いずれも昼間の減少幅が小さくなった。
地域間の移動に伴う接触率の分析については、関東1都6県と関西の2府4県を調査。夕方以降の東京都や大阪府と近隣府県の出入りは4～5割減にとどまり、他の地域間と比べて小さいことも分かった。

いずれの分析結果も、東京、大阪など都市部での30歳代以上の接触率と、両都市にまたがる通勤が接触率の壁になっていることを明示した格好だ。

提言は「今後とも、一定期間は、この新たなウイルスとともに社会で生きていかなければならないことが見込まれる」とも言及した。
感染拡大の防止に向け、事業者には新たな働き方の普及を強く求めており、専門家会議は次回、事業者が指針をまとめる上での基本的な考え方を示すとしている。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58710660R00C20A5EA2000/

ジャップパンデミックは止まらない！、

それは盲点だったな
流石の俺さまも気がつかなかったわー