【ラジオ】石田純一、生放送でボロ泣き　震災被災者の「TSUNAMI」リクエストの意味に「泣けちゃって…」

俳優・石田純一（67）が4日、木曜コメンテーターを務める文化放送「斉藤一美　ニュースワイドSAKIDORI！」（月～金曜後3・30）に出演し、番組中に思わず涙する場面があった。

　東日本大震災後から11日で10年を迎えるのを前に、被災地の人たちから話を聞くコーナーが設けられ、この日は宮城・女川町で震災後の11年4月に開局した「おながわさいがいエフエム」の開局メンバー・木村太悦氏が電話出演した。街の臨時災害ラジオ局として、地元の人々の思いに寄り添って活動。閉局した現在は、町づくりの企業で働きつつ、学習塾を開いて中高生の学習指導に当たっているという。

　番組へのリクエスト曲を問われると、木村氏は「サザンオールスターズ」の名曲「TSUNAMI」を挙げた。「津波被害を受けて、多くの方々の命が奪われてしまったということもあるんですけど、この曲こそ、本当の意味で津波で“被災”してしまった曲なんじゃないか」と指摘。「おながわさいがいエフエム」の生放送中にかけることはできなかったといい、「この曲が当たり前に聞けるような状態になった時こそ、東日本大震災の復興を成し遂げた日なんじゃないかという思いで、ぜひリクエストさせていただきたいと思います」と理由を説明した。

　木村氏の思いがこもった選曲に、石田は「ちょっとごめんなさい。泣けちゃって…」と涙で声を詰まらせながらコメント。「本当にすてきな人ですよね。ご自身が大変な思いをされて…。でも、本当に津波の被害に遭ったのは、『TSUNAMI』って曲だと。そうおっしゃいますけど、町づくり、人づくりを頑張っているって…偉い」と、すすり泣きしながら言葉を絞り出した。

スポニチ

https://news.yahoo.co.jp/articles/51368cb828bd3bfed6c6c7c6745e79b59ea8ff95