【五輪】東京パラは「無理」　ラオスの水泳チーム、目標はパリへ…

「東京はもう無理ですね。パリをめざします」。東京パラリンピック開幕まで半年を切り、ラオスのパラ水泳チームを指導する小木曽（おぎそ）充さん（58）が言った。新型コロナウイルスの影響で、東京大会への自力出場が難しくなり、目標を2024年のパリ大会に切り替えたという。

拡大する2019年9月に福島県飯舘村で開いた合宿で練習をするラオスのソンミック・ケオビライ。パリで開催される24年のパラリンピックを目指している（アジアの障碍者活動を支援する会提供）
2019年9月に福島県飯舘村で開いた合宿で練習をするラオスのソンミック・ケオビライ。パリで開催される24年のパラリンピックを目指している（アジアの障碍者活動を支援する会提供）

2019年9月に福島県飯舘村で開いた合宿に参加したラオスのソンミック・ケオビライ（手前）。ベトナム戦争時代の不発弾に幼少期に触れて、左腕の一部を失った（アジアの障碍者活動を支援する会提供）
2019年にロンドンで開催されたパラ水泳世界選手権にラオスの選手として初めて参加したオーラン・ノーカム（アジアの障碍者活動を支援する会提供）
プールサイドから指導をする小木曽充さん（アジアの障碍者活動を支援する会提供）
ビエンチャンで活動するラオスのパラ水泳の選手たち。前列右から２人目がチームを指導をする小木曽充さん（アジアの障碍者活動を支援する会提供）
　「東京はもう無理ですね。パリをめざします」。東京パラリンピック開幕まで半年を切り、ラオスのパラ水泳チームを指導する小木曽（おぎそ）充さん（58）が言った。新型コロナウイルスの影響で、東京大会への自力出場が難しくなり、目標を2024年のパリ大会に切り替えたという。

　チームの練習場所は首都ビエンチャン。元東京都障碍者スポーツ協会職員の小木曽さんが18年に指導員として訪れ、同国初の水泳でのパラリンピック出場に向けた強化に乗り出した。「頑張れば可能性が開ける」と呼びかけ、一般客も利用する屋外の25メートルプールの2コースでの練習が始まった。

世界選手権に初出場
　ただ、パラリンピックに出場するためには、公式に認められた大会で記録を残さなければならない。国内には大会を開く環境はなく、海外に出向いた。

つづきはソースで
https://www.asahi.com/sp/articles/ASP363FHVP35TIPE01Q.html?ref=gnp_digest