【大阪府・吉村知事】 「府民に義務としてマスク会食を呼び掛けたい」

大阪府は、集中的な感染症対策を可能にする「まん延防止等重点措置」の適用を国に求める考えです。
吉村洋文知事は、まん延防止等重点措置が適用された場合、店側に対して「アクリル板の設置」と
「換気の目安になるＣＯ２センサーの設置」の義務化と費用の補助を検討しています。

大阪市北区の中華料理店では今年１月にＣＯ２センサーを大阪府から無償で提供され設置しています。
一方、アクリル板は設置せず、これまでは客席を減らすことで対策してきました。
　
（ビストロとんとろすぶた・そら　中香織さん）
「（Ｑアクリル板はどうですか？）設置となれば設置していこうと思います。補助がなくてもやっていこうかなと思います。」

吉村知事が考えるもう１つの義務化。それは「マスクを着用していない客の入店禁止」と「話すときにマスクを着用するマスク会食」です。
これに対して店側は“全ての客に声をかけるのは難しい”と本音を漏らします。

（ビストロとんとろすぶた・そら　中香織さん）
「お話が盛り上がった時に『マスクお願いします』というのは、会話の邪魔にならないか。
タイミングを見計らっていかないとだめかなって。１００％守れるかは自信がない。」

こうした飲食店側の反応に対して、吉村知事は“府民に義務としてマスク会食を呼び掛けたい”と話しました。

（大阪府　吉村洋文知事　３月３０日）
「現実にお店の人がマスクをしていないお客さんがいたときに『退場』と言えるかというと、
お客さんだから実際はなかなか難しいと思うけれども、大阪府からお客さんの方に“マスク会食は政令上の義務として
まん延防止等重点措置期間中はお願いします”ということを発信していきたい。」
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20210330/GE00037591.shtml