大阪でめちゃくちゃ刺されて死亡した25歳パブオーナー女性　傷は体の前面に集中、両腕には「防御創」ができていた

大阪パブ経営女性殺害 怨恨か…腕や手に「防御創」

大阪市のカラオケパブで25歳の女性オーナーが殺害された事件です。女性の腕に抵抗した際にできる傷があったことが新たに分かりました。

大阪市北区のカラオケパブで14日、女性の遺体が見つかった事件。遺体はその後、パブのオーナーで25歳の稲田真優子さんと判明しました。

5階の店舗の床に仰向けで、両手に「抵抗した際にできる防御層」があり、胸や首には「複数の刺し傷や切り傷」が、さらに顔には「タオルのような布」が掛けられていたといいます。

近所で働く人：「（Q.どんな雰囲気の女性？）普通に仲が良い感じなので、友達みたいな」「（Q.明るいとかは？）明るい」「（Q.トラブルを抱えていたり？）聞いたことない」

そうだとしたら、なぜ。捜査関係者によりますと、店内は現時点で荒らされたり、物色された形跡はなく、「個人的な恨みから犯行に及んだ可能性が高い」とみられています。
また、こんな手掛かりも。被害者の稲田さんが、ビルの入り口の防犯カメラに映っていたのは、11日の夕方が最後だったということです。これは、知り合いの話とほぼ一致します。

近所で働く人：「3日前くらいから連絡が取れないと聞いていた」「（Q.連絡はされた？）してみたんですけど、（連絡が）取れないので」
稲田さんはこの日、1人でビルに入りました。普段は買い出しで何度か出入りしますが、一度も出てこなかったといいます。ということは、これ以降に何らかのトラブルに巻き込まれたのか。

遺体発見時、パブの入り口は施錠されていて、鍵はまだ見つかっていません。
捜査関係者は犯人像について「今のところ、全く分からない」としています。

警察は、 稲田さんが11日の夕方以降に殺害されたとみて調べています。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000219409.html

—

大阪・25歳パブ経営者は失血死　全身に十数カ所の刺し傷や切り傷

大阪市北区天神橋4の雑居ビルでカラオケパブ経営、稲田真優子さん（25）が殺害された事件で、大阪府警は15日、稲田さんの遺体を司法解剖した結果、死因は失血死だったと発表した。
全身に十数カ所の刺し傷や切り傷が確認され、遺体の状況から11日午後に死亡した可能性が高い。府警は殺人事件と断定し、曽根崎署に捜査本部を設置した。

府警捜査1課によると、稲田さんは14日午前、ビル5階の「カラオケパブごまちゃん」で遺体で発見された。司法解剖で傷は顔や体の前面に集中し、一部は左肺を貫通していた。

鋭利な刃物で執拗（しつよう）に襲われたとみられるが、現場から凶器は見つかっていない。稲田さんの両腕には、身を守ろうとする際にできる傷もあった。

捜査関係者によると、ビル1階の出入り口付近にある防犯カメラには11日夕、稲田さんが自身の店に向かう様子が記録されていた。

店は緊急事態宣言に伴って酒の提供を自粛し営業時間を午後8時までに短縮していたが、稲田さんが11日夜以降にビルを後にする姿は映っていなかった。店の出入り口は施錠されたままで、現場から鍵がなくなっていた。府警は稲田さんが同日夜に殺害された可能性が高いとみている。

一方、店内は食器などが片付けられた状態で、売上金とみられる現金も残されていたが、稲田さんのスマートフォンがなくなっていることが判明した。府警は犯人が稲田さんとの関係を隠す目的で持ち去った疑いがあるとみて、稲田さんの交友関係を中心にトラブルの有無を調べている。

https://mainichi.jp/articles/20210615/k00/00m/040/238000c