女の子「必死チェッカーから住所特定したお^^」

俺「最近ゲェジによく絡まれるな…適当に煽ってＮＧするか、はいロンパッパ…と」

俺「56す？　通報しました、殺してみろよバーーーカと」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

俺「アマソンか？」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

俺「……妙だな、玄関カメラを見るか」

女の子「……」

俺「誰だこいつ、部屋を間違えてるのか？」

女の子「あれだけ動揺してたら誤魔化すのは無理だお」
女の子「そもそも証拠は揃ってて」
女の子「必死チェッカーからバカッター経由して特定したんだお」

俺「は、はぁ？」

女の子「これだからゆとりはネチケットが^^;」

俺「出鱈目だ！」
俺「そもそも必死チェッカーにそんな機能は……！」

俺「人力……？」

女の子「いつも特定のゲームにばっかり食いついてるし、麻雀スレで謎理論推してるから、そのネタに絞って連日のIDを追ってたんだお^^」

俺「え……」

女の子「そうしたらどんどんポロポロ情報出てくるし、煽ったら毎回同じような反応してるから確認も取れるし」
女の子「ここ半年のキミのIDは全部把握してるお^^」

女の子「生活リズムから趣味、好きな食べ物、漫画、ナニするときのズリネタまで全部こっちは筒抜けなんだお^^」

俺「な、な、ななな…！」

女の子「後は個人情報繋ぎ合わせて、ID変えて日を変えて油断したところでSNS晒させたら一気に特定できたお^^」

俺「お前何して……」

女の子「『煽りカス特定したｗｗｗ』でスレ建てたら伸びるかな^^」

俺「……っ！」
俺「お前、いい加減にしろよ！」ｶﾞｯ

女の子「きゃあっ！」

床に落ちるスマホ「ガンッ」

女の子「ああ、スマホ壊れたぁ！」
女の子「暴力振るわれた！」

俺「あ？」ｲﾗｯ

女の子「第204条：人の身体を傷害した者は、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。」

俺「……」ﾋﾟｷﾋﾟｷﾋﾟｷ

女の子「こっちには半年分の書き込みログがあるわけだけど……^^;」
女の子「店長や友達、親の悪口書きまくっててワロタｗｗｗ」
女の子「こいついっつも責任転嫁してんな」

俺「あ、あれは、本心じゃなくて、こう……」

女の子「許してください許してくださいばっかりでごめんなさいがないのが……」
女の子「こういうところなんだよな～」

俺「…………」

女の子「申し訳ないって気持ちが感じられなくて、とにかくこの場を終わらせたいって感情しか見えてこないお＾＾；」

俺（そらこの状況だったら当たり前だろ……）

女の子「〇〇に住む親には勘弁してあげるお、お^^」

俺「……」ｿﾞｵｯ

女の子「コロナ禍だから半年一度も顔見せてないって書いてたけど、そろそろ会いに行ってあげた方がいいお^^」

俺「……」ｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞ

俺「異世界来たァ！ 処女奴隷ハーレム作り放題だぜえええ！」
エルフ少女「え？ 人族をペットに飼っていいの？」
女の子「九百万円で人間を飼うことにした」俺「……」
友達「ごめん、箱を預かってくれ！」俺「はあ？」
俺「重課金疲れたお……」　ギルメン「俺さんすごい！　次のイベントもお願いします！」
最強天才俺「やれやれ……俺の出番ってわけか」
学年で一番可愛い女の子「おはよー！　俺君！」ﾆｺﾆｺ　根暗ゴミオタクぼっち俺君「……おはよう」
俺「あ……今日、友達料金更新日だったな。……ま、明日でいいか」
オーク「グオオオオ！」剣士俺「ぐっ…このままだと…」聖女「大丈夫ですか！」ﾊﾞｯ
女「……」友「あいつ知的障害なんだぜｗｗｗ」男「そ、そうか」
俺「くそう童貞捨てたい…」？「いいよ…」俺「この声は台所から！？」ｶﾞﾗｯ
俺「クラス丸ごと異世界転生だって！？」ﾜｸﾜｸ
盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい！」
女剣士「私は剣の名家、貴方のような貧民上がりには負けない」俺「どうだろうな」シュッ
女（本当は魔物）「ねえ、どうしてボクのことを教会に売ったんだい、ねぇ？」拘束された俺「……」
少女「パパもママも、どうせもう、帰って来ないもの」神父「……」

女の子「低学歴764回分腕立て伏せ^^」

俺「」

女の子「低学歴が一番多いのやっぱりコンプレックスなのかお^^」

俺「……関係ない」

女の子「別に私は学歴だけが全てじゃないと^^；」

俺「関係ない！！」