カナダで28人が無差別殺人される、容疑者は兄弟で兄が遺体で見つかる

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カナダ中部で28人が相次いで刃物で襲われ死傷した事件で、逃走中の2人の容疑者は兄弟で、このうち兄が死亡していたことが新たに分かりました。現場から中継です。

中部サスカチワン州のウェルドンという村です。ここは、200人ほどの人が住むとても小さなコミュニティなのですが、ここでも70代の男性1人が殺害されました。容疑者とは面識のない、無差別の犯行だったとみられます。

先ほど、街の人にお話を聞きましたが、普段は人が行きかい、子どもたちの声が響き渡るような場所だということですが、いまは人影はほとんどなく、一帯が静寂に包まれています。

高齢者施設を営む女性
「とても不安です。なので今日は、仕事仲間と一緒にいることにしました。スタッフも1人にならないように、そして私自身も1人でいるのは嫌なので。犯人が捕まるまでは…」

サスカチワン州では4日、この現場や、ここから30キロ離れた先住民居住地など13か所で住民が次々と襲われ、10人が死亡、18人がけがをして病院に運ばれました。

警察は、事件に関与したとして30代の男2人の逮捕状をとって行方を追っていましたが、その後、2人は兄弟で、このうち兄のダミアン・サンダーソン容疑者（31）が、遺体で見つかったと発表しました。ダミアン容疑者の遺体には複数の外傷があったということですが、いずれも自ら傷つけたものではないとみられるということです。

一方、逃走を続けるマイルス容疑者（30）についても、新たな情報が入りました。マイルス容疑者は、過去に別の傷害などの事件に関与したとして服役。条件付きで釈放されていましたが、その後、連絡をたったため、今年5月から公開手配されていたということです。

地元当局は引き続き住人に対して、建物から出ないよう呼びかけています。

人に命令する前にてめえがしらべろ