10代女性「高2の弟がハゲを異常に気にして、家族に対して大声で暴言を吐いたり暴れ回って壁に穴を開けたりして困ってます」

自分の顔が醜いと暴れる高2の弟　悩む姉に上野千鶴子さんが問う覚悟：朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASR6W532RR6DUCVL01C.html

悩みのるつぼ　相談者（10代女性）

高校2年生になる弟がいます。弟は中学2、3年生の頃から、自身のニキビやハゲを異常に気にするようになりました。ニキビは同世代と比べて目立つ方ではありましたが、髪は人一倍多く、ハゲなどさがしても見つからないのに、です。同時期に顔も気にするようになり、夜な夜な母を起こしては、気に入るまで、携帯で数百枚もの写真を撮らせていました。

高校生になり、家族に対して大声で暴言を吐いては壁に穴を開け、暴れ回るようになりました。父は単身赴任で普段家におらず、私と祖母は弟のかんしゃくに触れないよう会話を控え、母は暴力や暴言に耐えながら弟の相談に乗ったり、美容皮膚科に通わせたりする日々です。それでも弟は治療の効果が見られない、クラスメートが馬鹿にしてくるなどと言い、友人とのゲームと寝ている時以外は暴れ叫んでいます。

弟の暴言や暴力を気にしながら過ごす毎日にもう耐えられません。弟が醜形恐怖症なのは明らかですが、カウンセリングに行かせるにしても、話題を振るだけで暴れ回るのは目に見えています。どうすればよいでしょうか。

回答者　社会学者・上野千鶴子さん

弟さんのお悩みですか。あなたご自身のお悩みではないんですね。あとしばらくしたら家を出て、その問題とは距離が置けるのだけれど、後に残る家族への心配とやましさがなくならないんですね。

あなたご自身が醜形恐怖症と書いておられるとおり、醜形恐怖の人はほんとに醜形なんじゃなくて、他に問題を抱えていることを表に出せないために目に見える問題に転嫁していることがわかっています。

自己体臭恐怖症の人もいますが、そんな人たちに「あなたはそんなに醜くないよ」「あなたの体臭は気にならないよ」といくら言ってもムダ。本人が固くそう思いこんでいるのですから。原因が他にあるのに、「美容皮膚科」に通っても意味がありません。

それより文中気になることが…

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