-
【文禄の役の和平交渉の際に、小西行長家臣の内藤如安が明の兵部尚書である石星に提出した、明の官職を授けてもらいたい人の名簿】
日本國差來せる小西飛驒守滕【藤】原如安、謹みて天朝兵部尙書太保石爺臺下に稟す。
計開…
一、豐臣行長 豐臣三成 豐臣長成【盛】 豐臣吉繼 豐臣秀嘉【家】以上五員、大都督に封ぜられんことを乞う。
一、釋玄蘇は日本禪師に封ず。
一、豐臣家康 豐臣利家 豐臣秀保 豐臣秀俊【秋】 豐臣氏郷 豐臣輝元 平國保 豐臣隆景 豐臣晴信 豐臣義智以上十員、亞都督に封ぜられんことを乞う。
直だ未だ應に封ずべきの人員を盡くさざる有れば、乞うらくは、老爺「大都督」の箚付十五張、「亞都督」の箚付二十張、「都督指揮」の箚付三十張、「亞指揮」の箚付五十張を給賜し、時に臨んで頒賞し、日本の大小臣僚をして、俱に天朝の爵秩を叨受し、天朝の命令に遵わしめんことを大野晃嗣「明朝と豐臣政權交涉の一齣 –明朝兵部發給「箚付」が語るもの–」『東洋史研究』(78巻2号 2019年)12枚目140Pより
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/276628 -
論文の内容としては、明との和平の際に日本の有力大名にも明の官職を与えられたのだが、その「箚付」には官職の部分に修正が入っていて、
通説では、明側が豊臣政権側の官職を与えられた人が少ないという抗議を受けて授職の対象者を慌てて増やした結果、錯綜した事情を示すものとして修正痕が残ったとしているが、
この論文では、通説の根拠に反論し、さらに外敵に対する授職の前例であるモンゴルのアルタン・ハーンとの「隆慶和議」で与えられた官職に比べても、修正後の官職が豊臣政権の一家臣にしては過大すぎる官職であること、そもそも明が豊臣政権内の序列を気にする必要がないことなどを挙げ、修正は明側が行ったのではなく、豊臣政権側が自政権のバランスをとるために官職を本来のものから上方修正したのではないかとしている。
なんか知らないけど漢字が全部旧字体で読みにくかったことを除けば面白い論文だった。
あと平國保が誰か分からなかったんだけど分かる人います？ -
姓やろ
-
最近小前亮の朱元璋読んだけどなかなか良かった
花雲が女である意味なかったけど -
本姓なんて5つしかないんだからそりゃカブるだろ
-
>>5
そうでもない
ここでは豊臣下賜されたから豊臣で書かれてる五大老の前田は菅原氏、毛利は大江氏で
本来は源平藤橘豊臣のいずれでもない -
羽柴も利家とかに名乗らせてたやろ
-
子もなく親族も少ないし仕方ないね
家康にすら羽柴姓を与えたくらいだ -
豊臣を勝手に名乗った清正さぁ・・・
-
>>8
外交はハッタリ大切だからな
下に見られないように嘘ぐらい平気でつくわw -
信長も平だからな
-
ただひとり平氏アピールの国保は誰なん
-
有馬晴信と宗義智の評価 高すぎないか？？
-
>>12
有馬はキリシタン、宗は大陸との外交窓口として地位を与えたかったのかな -
>>1
産業で頼むわノータリン -
調べたけど平国保っぽい人物全然出てこないな
-
明朝に臣下の礼をとるから官職と証明書下さいなって交渉してる書状か
-
江戸の地図とか松平だらけだよね
前田も島津も松平加賀守や松平薩摩守で一見誰やねんと思う
外様のでかいのも細川以外はほとんど松平だったんだっけ -
>>16
松平は苗字だから姓の豊臣とはまた違う
大名に対してのマーキングとしては一緒だけど -
平国保って誰なんだろうね
織田氏か上杉氏のどれかなんだろうか -
徳川家康 前田利家 羽柴秀保 小早川秀俊【秋】 蒲生氏郷 毛利輝元 小早川隆景 有馬晴信 宗義智
はわかった
平國保がわからん -
秀吉の養子はいっぱいいたけど秀次事件の後全員放り出したからな
-
有馬晴信って割と豊臣政権での位置づけ高かったんだな
この中だと宇喜多秀家の立ち位置が特異だな
五大老なのに五奉行側と同格として挙げられている -
京では豊臣、地元では苗字と使い分けてた
-
これみると
小西行長の露骨なえこひいき人選が見て取れる -
小西は何の評価が高かったの？
清正と並んで先鋒にまでなってるけど -
>>26
朝鮮語が出来た
海外の視野が広い -
平国保はおそらく上杉景勝のことなんだろう
-
>>28
立ち位置的には俺も上杉景勝な気がするんだけど、上杉って藤原姓だからその辺がよくわからないんだよね -
>>29
長尾氏だからもともと -
公的な呼称みなで集まって考えて選んだんだろうな
お前らなににする？おれこれ！俺も豊臣にする！って感じか
それともパワハラ上司がお前は豊臣だ！とか決めたかもしれない -
5大老と同格の岐阜中納言かもしれない
豊臣姓貰ってないし
コメント