1972年の実験「ホモの脳に電極埋め込んだら女とセクロス成功してわろた」ヤフコメ「かわいそう。ロリペドに応用しろ」

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同性愛者の脳に電気刺激→異性と性行為できるか？　24歳の男性で人体実験　1972年の研究報告（ITmedia NEWS）
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3b733200fa9d3130bad62e49f75d0fae5a0d2e7

米Tulane University School of Medicineに所属する研究者らが1972年に発表した論文「Septal stimulation for the initiation of heterosexual behavior in a homosexual male」は、24歳の男性同性愛者に対して脳への電気刺激を行い、異性愛行動を促した研究報告である。

【画像を見る】患者の脳に埋め込まれた電極の位置【全3枚】

患者は、慢性的な自殺念慮によって繰り返し入院し、側頭葉てんかんと診断された。彼は暴力的な父親と感情的に引きこもった母親のもとで育ち、幼少期から男子との交流を避け、女子に対して攻撃的な態度をとっていた。学校ではいじめにもあっていた。軍隊では「同性愛傾向」により1カ月で精神科的除隊となり、その後2年間は同性愛関係を持ちながら各地を放浪した。

患者は体の不調を強く訴え、被害妄想的で、無気力、慢性的な退屈感、自己効力感の欠如に苦しんでいた。薬物乱用歴があり、特に覚醒剤への依存がみられた。5年以上にわたり明確な同性愛行動を示し、異性との性的関係は一度も持ったことがなかった。

研究者らは、患者の同意を得て脳内の複数の部位（中隔野、海馬、扁桃体、視床下部、視床、尾状核、小脳）に電極を埋め込む手術を実施した。術後の検査で、中隔野への電気刺激が最も一貫して快感を引き起こした。この研究では、中隔野への電気刺激で快感反応をもたらすことで、同性愛者がヘテロセクシュアル（異性に性的な感情を抱くこと）な行動を引き起こすかを観察した。

プログラムでは、まず電気刺激なしで異性愛的なポルノ映像の視聴を行った。患者は強い怒りと拒否反応を示した。その後、中隔野への電気刺激プログラムを開始した。刺激により、患者は気分が改善し、頻繁に微笑みを見せ、より明確に考えることができると述べ、全身的な筋弛緩感を報告した。また、アンフェタミンの使用を経験して得た快感状態に似ていると評し、性的な動機づけを報告した。

再度ポルノ映像を視聴させたところ、患者は性的興奮を示し、自慰行為に至った。その後、研究者らはセクロスワーカー（女性21歳）を手配し、研究室で患者との性交渉を設定。脳波を記録しながら2時間の接触が行われ、最終的に性交と射精に成功した。患者は近い将来再び彼女と性行為を持ちたいと望んでいることを表明した。

治療終了後の約10カ月間、患者は既婚女性との性的関係を継続した。また同性愛行動は金銭のための2回のみとなった。研究者らは、中隔野刺激による快感が、これまで不安や嫌悪を感じていた状況に対する患者の態度を変化させ、新しい適応的な性行動の発達を促進したと結論づけている。

Source and Image Credits: Charles E. Moan, Robert G. Heath, Septal stimulation for the initiation of heterosexual behavior in a homosexual male, Journal of Behavior Therapy and Experimental Psychiatry, Volume 3, Issue 1, 1972, Pages 23-30, ISSN 0005-7916, https://doi.org/10.1016/0005-7916(72)90029-8.

※ちょっと昔のInnovative Tech：このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」（シームレス）を主宰する山下裕毅氏が執筆。通常は新規性の高い科学論文を解説しているが、ここでは番外編として“ちょっと昔”に発表された個性的な科学論文を取り上げる。X： ＠shiropen2