ロシアがベラルーシに指南した抗議デモ弾圧の手法が効率的すぎる「足を棍棒で殴って歩けなくして路上に転がしておけ」

なぜ、今回は抗議行動が起きなかったのか。

ベラルーシ情勢に通暁した、ある西側外交筋は「抗議行動を弾圧するため、ロシアの特務機関やプロパガンダの専門家たちがベラルーシに入り、その方法を指南した」と指摘した。

彼が言うには、前回、抗議行動が各地に広がった時、当時のルカシェンコ政権は、初動を誤ったという。

警察などがデモに集まった人たちを正面から封じ込めようとしたので、鎮圧に時間がかかってしまった。同盟国の政情不安を見かねたロシアが、次のような方法を伝授したという。
1.デモが大規模な時は、警戒しつつも「ガス抜き」を目的に周辺で監視を続け、やりたいようにやらせる。
　
2.デモが終わり、三々五々、人々が解散し、地下鉄の駅やバスの停留所に向かい始めたところで、あえて数人だけを拘束する。
　
3.この“うわさ”は、りょう原の火のごとく広がるので人々は恐怖を抱き、次からはデモへの参加者は少なくなっていく。
　
4.デモの規模が小さくなったら、一気に参加者を拘束する。
　
5.ただ、この段階でも拘束した全員を収容できる施設はないので、拘束した人たちの足をこん棒で殴って歩けないようにして、路上に放置する。
　
6.人々は痛みが引くまで歩けないので、路上にうずくまって耐えている。その様子を見た通行人にも恐怖が植え付けられる。
　
7.痛みが引いて、なんとか帰宅できた時、家族は言う。「もう、そんなデモには行かないでほしい」と。それで、すっかり人々はおとなしくさせられてしまう。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250411/k10014776541000.html