有識者「関西万博は政治家や広告代理店の横槍のの気配が無く、自由にできる伸び伸びとした空気が流れています」

ロング@再都市化
@saitoshika_west
大阪・関西万博には、どこか伸び伸びとした空気が流れています。政治家や広告代理店の顔色をうかがいながら“デザインが死んでいく”ような場面は、日本の大規模プロジェクトではよくある話です。しかし、この万博に関しては、そうした横槍りの気配が驚くほど少なく感じられます。もちろん、予算の制約や工程上のプレッシャーは相当に厳しいはずです。それでも、現地を歩いてみると、関わったクリエイターたちが本来の力を発揮し、意志をもって表現していることが伝わってきます。

マスタープラン、パビリオンの配置、サインシステム、音響設計に至るまで──すべてが一つの理念のもとで整えられ、場の文脈に丁寧に呼応しています。それぞれが勝手に主張するのではなく、全体の中に調和している。そのため、どこを見ても空間に「語りかける力」があり、結果として会場全体が一つの『作品』として立ち上がっているのです。

この空間は、誰かの承認を得るためではなく、世界に語りかけるためにつくられている。それゆえに、訪れた人の心を自然と打ち、眠っていた感性や記憶をそっと呼び覚ましてくれます。

そしてなにより、そうした空間の中で、「デザインが感動を呼び起こす」ということを、自分自身が確かに実感できたこと。その体験そのものに、僕は深く感動してしまいました。とりとめのない文章ですいません。
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