【動画】台湾人寿司職人(36)、白人美女に肺を刺されて重傷

衝撃的な映像が、シェフが歩いて勤務先に向かっていた最中、背後から女性に刺される瞬間を捉えている。容疑者の女性は保釈中だったという。

映像では、36歳の Wan Lai 氏が、10月2日午前7時40分ごろ、メルボルン市中心部リトル・バーク・ストリート（Little Bourke St）を寿司シェフとして仕事場に向かって歩いているところが映っている。
Lai氏によると、「誰かが背中の下の方を触ったのを感じて振り返ったら、髪が乱れた女性がいて、理解できない言葉を呟いていた」という。
その直後、女性がナイフを振りかざし、Lai氏の右胸側を刺して走り去った。

通行人が駆け寄り出血を止めようとし、その後Lai氏は Royal Melbourne Hospital に搬送された。
医師は、Lai氏が「血気胸（hemopneumothorax）―あなたの肺の周りに血と空気がたまる状態」であると診断した。呼吸が難しくなる症状である。

その後、メルボルンの32歳の女性が逮捕され、広範囲にわたる捜索ののちナイフが押収されたと警察が7NEWSに明かした。
逮捕された女性は、「2件の故意傷害の罪および保釈中の犯罪行為」を起訴され、10月3日にメルボルン地方裁判所に出廷し、次回の出廷まで拘留された。

この襲撃を受け、台湾から7年前にオーストラリアに移住したLai氏と、その家族・地域コミュニティは強い衝撃を受けている。
「彼女が今回右を振り向いたの。そこに誰かがいた。でももし左を振り向いていたら？ 心臓を刺されていたかもしれない」――Lai氏の妹、Ivana Lai さんが語った。
Ivanaさんによると、Lai氏はそのけがのため仕事に出られず、また安全を感じられなくなったことから引っ越しもしたという。
「もう外に出る勇気がない。後ろを人が歩くのが耐えられないし、いつも周りを気にしてる」 とIvanaさん。