「仕事見つからず、むしゃくしゃ」8階から食器やスマホ投げ落とす…60代男性が法廷で明かした“苦悩”
6/28(日) 9:30配信
弁護士ドットコムニュース
深夜11時ごろ、マンション8階のベランダから食器や花瓶、ペットボトル、さらにはスマートフォンまで次々と投げ落とされた──。
静かな住宅街に響いた衝突音。落下物は駐車場の車5台を壊し、被害額は300万円近くにのぼった。もし人に直撃していれば、命に関わる重大事故になっていてもおかしくなかった。
大阪地裁は6月18日、器物損壊の罪で起訴された60代男性の初公判を開き、検察官は拘禁刑2年を求刑して結審した。
法廷では「仕事が見つからず、むしゃくしゃしていた」という犯行の経緯が語られる一方、被害弁償は進んでおらず、生活苦や飲酒との向き合い方にも注目が集まった。(裁判ライター・普通)
●フロントガラスを損壊した危険な行為
被告人は60代の男性。身柄を拘束されたまま法廷に入った。年齢相応の外見だったが、整った短髪でしっかりした目つきに感じ取れた。
起訴状によると、被告人は自宅マンション8階のベランダから、マンション駐車場に向けて食器や花瓶などを投げ落とし、駐車されていた車5台のフロントガラスなどを破損させた。被害総額は約292万円にのぼる。
被告人は起訴内容を認めた。
検察官の冒頭陳述などによると、被告人は単身で暮らし、年金と生活保護を受給して生活していた。
事件当日は酒を飲みながらパソコンで仕事を探していたが、希望する条件の求人が見つからず、むしゃくしゃした結果、犯行に及んだという。
現場には食器や花瓶などの陶器の破片のほか、水の入ったペットボトルやスマートフォンなどが散乱していた。
捜査機関では、「夜遅かったので、人はいないと思った」などと供述。落下地点を確認することなく物を投げたという。
しかし、事件が起きたのは午後11時ごろ。人が通っていても不思議ではない時間帯だった。実際に車はボコボコになっており、もし人に直撃していれば重大な結果を招いていた可能性は高い。
●就労意欲と社会貢献を何度も口にする被告人
弁護人による被告人質問では、事件当時の生活状況が明らかになった。
高校卒業後はドライバーを中心に働き続けてきたが、数年前、介護の仕事で腰を痛めてからは就労を制限せざるを得なくなった。最後の職場も約2カ月で退職したという。
その後も職探しを続けたが、年齢や腰痛の影響もあり、希望する条件の仕事は見つからなかった。生活保護の就労支援担当者からも、腰痛を理由に積極的な職業紹介は受けられなかったという。
法廷で、被告人は「働いて社会に貢献したい」という言葉を何度も口にした。就労への意欲は強く感じられた。
一方で、約300万円に及ぶ被害への弁償は進んでいない。被告人は「払いたい思いはあるが、社会に貢献したうえで支払っていきたい」と述べたが、具体的な見通しは示されなかった。
●所持金が少ない中、毎日の飲酒はやめられず
事件当時の所持金は5000円程度だったという。家賃などを支払うための借金も抱えており、仕事が見つからない焦りから衝動的に犯行に及んだと説明した。
一方で、当時は酒を飲んでおり、「記憶が曖昧だ」とも述べた。
被告人は350ml缶を毎日のように6~7本飲んでいたという。
捜査段階の供述調書には「酒を飲むと大声を出す、物を投げたりするが、酒はやめられない」との内容が記載されている。しかし、公判ではその供述を否定し、「アルコールと事件は関係ない」と主張。一方で、「社会貢献のために酒はやめる」とも述べた。
飲酒と事件との関係については、供述に一貫しない部分もうかがえた。
検察官は論告で、現場に散乱した陶器の破片などから犯行の危険性は極めて高く、動機も身勝手で短絡的だとして、拘禁刑2年を求刑した。これに対して、弁護人は借金がある中で、仕事が見つからない焦りに加え、本人に責任のない腰痛が背景にあったと指摘。高校卒業後から60代まで継続して働いてきた実績を踏まえ、社会適合的な生活が可能であるとして寛大な判決を求めた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/afabbf1fa897166f880149afa70b741ffd27d88d
よくいるよ
生活保護支援員からも就労支援働きかけないならもう無職でいてもよくないかとも思うけど
死刑で
たぶん家賃がネックになったんじゃないかね
定年と年金支給にはズレがあるからな
なんか可哀想なんだが
「一流企業勤務だし俺有能だし」
で早期退職ボーナスに釣られて退職すると
会社の看板無くなると途端にただのジジイになるから
どこも雇ってくれない
早期退職した後に失業手当目当てで形だけ面接受けようと思っているけど、間違って採用される事は無さそうなのでそれ聞いて安心した。




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