空間除菌ミスト付き新型夜行バス　福岡・北九州－東京、西鉄が運行再開

7/2(木) 10:06
毎日新聞

空間除菌ミスト付き新型夜行バス　福岡・北九州－東京、西鉄が運行再開
夜行高速バス「はかた号」の新型車両は、プレミアムとビジネスの計22座席を備えている＝福岡市中央区で1日、石田宗久撮影
　西日本鉄道は1日、新型コロナウイルスの影響で4月から運休していた福岡・北九州―東京間の夜行高速バス「はかた号」に新型車両2台を導入し、運行を再開した。4席ある個室型プレミアムシートは本革の座席の幅を広げて座り心地を高め、より快適に過ごせるようにした。新型コロナ対策として空間除菌ミストも備える。

【写真特集】「ホテル代わり、快適な移動を」　プレミアムシート高級感アップ

　プレミアムシートの座席は幅56センチ、背もたれ幅69センチ。旧式の車両より6～19センチ大きくし、黒色で高級感を高めた。電動リクライニングで150度まで倒せるほか、テーブルやスマートフォン充電用のUSBポートも備える。3列独立のビジネスシート18席と合わせて計22席。

　はかた号は10月に運行30周年を迎え、車体側面の「太陽の塔」を連想させるデザインでも知られている。博多、天神高速バスターミナルと東京の「バスタ新宿」（渋谷区）までを小倉駅経由で最速約14時間20分で結ぶ。運賃は個室型が大人片道1万7300～2万1500円。ビジネスシートが同1万2200～1万6400円。担当者は「ホテル代わりの快適な移動手段として利用してほしい」と話している。

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