コーラってマジでうまいよな！　毎日２リットル飲んでる。ダイエットコーラはまずい　ノーマルが一番うまいよ

https://digital.asahi.com/sp/articles/ASN9865DRN97ULZU002.html

元パン屋の店員は、全国大会上位の健康美の人。彼女が転職したジムの物語

静岡県内の、とある12階建てマンション。その階段を、ひとりの女性が上がっている。

　イヤホンで音楽を聴きながら、ひたすら上へ上へ。イヤホンからカシャカシャと音が漏れてくる。彼女のお気に入り、「X　JAPAN」の曲のようだ。

　もちろん、彼女はマンションの住人である。

　1階から上がった彼女は、12階まで来た。のぼったのは、およそ200段。お疲れ様でした～、と声をかけようとしたら……。

　こんどは彼女、階段を下るわ下るわ。そして、1階に、とうちゃーく。こんどこそ声をかけましょう。お疲れ様でした……、ありゃりゃ、また階段を上がっていくぞ。

　こうして、多いときは10往復、最低でも5往復。それを、2日に1回のペースでしている。彼女の大切な、お金のかからないトレーニングである。

　彼女の名は、増田葉子（ようこ）、41歳。ニックネームは、葉を「は」と呼んで、ハコ。

　身長169センチ、体脂肪率は18%ほど。2019年11月に東京であった「ベストボディ・ジャパン」という健康美を競う全国大会で、40代女性の3位になった。

　その年の2月まで、ハコはパン屋でパンをつくっていた。8年前にジムに通い始めた、それは、子どもが幼稚園に入って時間に余裕ができたから。

　そして、「ぽっちゃりではなかったけれど太り気味だったから」。これはハコ本人の弁である。

　けれど、パンもお菓子も大好き。だから、パン屋を辞めるまで、体脂肪率は30%を超えていた。

　ジムに通う中で、ある男性会員とあいさつするようになった。この男性会員は、健康美を競うコンテストにチャレンジしていた。そのことを知り、ハコもコンテストへの挑戦を決めた。

　冒頭に描いたようなメニューと、ジムでの筋トレなどを重ね、一年足らずで結果をだす。

　この遅咲きのシンデレラストーリーを、なぜ彼女は成し遂げたのか。それは、いまの仕事への誇りにある。

　いま、ハコはフィットネスジムのトレーナーをしている。しかも、自分の体験をジムの利用者に包み隠さず話し、利用者がどんな自分になりたいのか、その目標に向かって寄り添うトレーナーである。

　会員に、それぞれの目標に向かってもらう。だから、自分も目標に向かってチャレンジする。その経験を語ることは、きっと会員たちの肥やしになる。

　〈だから、わたしは日本一になる〉

　さあ、きょうも階段を上り下りして……、

　お風呂に入ろ！

　　　　◇

　ハコがトレーナーをしているフィットネスジムは、東海道新幹線の三島駅から車で15分ほどのところにある。

　静岡県長泉町の「エイトジム」。

　19年8月にオープン。運営するのは、静岡県の沼津市にある防水、塗装などの工事をする会社だ。創業は1987年、従業23人、下請けをしてくれる協力会社51社の、中小企業である。

　「スエヒロ工業」

　これが社名だ。漢数字の「八」は、末広がり。八は英語で「エイト」。だからジムの名はエイトジム。

　エイトジムがなければ、ハコは、身長が高くて体格のいいパン屋の店員さん、のままだっただろう。

　ハコを変えたのは、このジムだった。なぜ小さな工事会社がジムを経営しているのかを語らなければ、ハコのことを語り尽くすことはできない。だから、こんかいは、その話をする。

　ジム経営を始めたのは、2代目の社長だ。

　櫻井弘紀、34歳。

　　　　　◇

　櫻井は小学3年生ぐらいまでは勉強していたが、4年になってついていけなくなった。勉強、や～めた。授業中に漫画を読んでいた。

　中学に入る。やんちゃなヤツらで学校はあふれかえっていた

　櫻井は思った。

　〈強くなる。そして、こいつらにケンカで勝つ〉

　空手の道場があると聞いた。そこだ！　見学しようと、父につれていってもらった。

　目の前で、道場生たちがボコボコに殴られている。蹴られてうずくまる。突きで体がすっとぶ。

> カロリーはグラニュー糖と同じ100gあたり約387kcalである[2]ので、一個約3～4gである角砂糖は、一個当たり約11?16kcalである。