東京２３区に住まない奴ってなんなの？　いろんな物やイベントがあって楽しいぞ　田舎と比べて災害にも強い

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見える「１１９番通報」、命つなげ　スマホ映像で到着前に把握　東京２３区で導入へ

１１９番通報をした人から現場の映像を受け取りながら、応急手当ての方法を説明する――。東京消防庁が９日から、こんなやりとりができるシステムを東京２３区で取り入れる。

　自宅で倒れた父親を２人の子どもが見つけ、１１９番。「どうしたらいいかわからない」と戸惑う子どもら。通信指令室の職員がスマートフォンにショートメッセージサービス（ＳＭＳ）でシステムのアドレス（ＵＲＬ）を送る。

　スマホのカメラがシステムとつながって自動的に作動し、子どもが撮影した父親の姿が、職員の手元のモニターに映像で届いた。子どもの説明から心肺停止状態にあると判断し、もう一人の子どもに心臓マッサージを要請。子どもは「やったことがない」と慌てたが、職員がやり方をまとめた映像を送って、アドバイスをした。

　職員は通報した子どもが撮影する映像をみながら、「もう少し速いテンポでいいです。強く絶え間なく胸を押し続けて」「しっかりできています。すぐに救急隊が到着します。頑張ってください」と声をかけ続けた――。

　これは、東京消防庁で４日にあった訓練の模様だ。

　この新しい通報のシステムは、神戸市のＩＴ企業が開発した「ライブ１１９」。通報者のスマホのカメラ機能を使う。導入は神戸市消防局と小野市消防本部（兵庫県）に続き、全国で３例目。東京２３区で試行した後には、都内のほかの自治体にも広げる方針という。

　これまで消防は、１１９番の通報者から病人やけが人の様子を電話口で聞いてきた。どういった応急手当てをしてもらうか、搬送先をどこにするか検討するためだ。しかし、通報者が動揺してしまって十分に説明できず、患者や患部の状況をイメージできないケースは少なくない。正しい手当てをしているか確認する手段もなかったが、救急隊到着までに患者の容体を正確に把握し、適切な措置をしてもらうために取り入れることを決めた。システムでは、手当ての方法をまとめた動画をスマホに送ることもでき、東京消防庁は「救命効果の向上につなげたい」としている。

　ただ、課題もある。昨年１１月に初めてシステムを導入した神戸市消防局はこれまでに４５件の通報で映像を要請したが、実際に送信してもらえたのは１９件にとどまった。通報者に仕組みを理解してもらえなかった▽通報者がＳＭＳを使えなかった▽電波状況が悪い山中で使えなかった――などが原因だった。

　新システムについて、担当者は「（映像があれば）現場の全体像を正確に把握できる。救急隊の到着後の措置がより迅速になった」としており、「市民の理解が不可欠。周知していく」としている。東京消防庁も「多くの人に意義を知ってもらえるよう努める」としている。（滝口信之）

ブクロで生まれ育ったけど
便利で常に変化あって、いるだけで面白いのは確か
ただ趣味嗜好の問題

どのへんが安全？w