【コロナ】青森県弘前市、人口10万人当たりの新規感染者数で東京都の３倍以上に

弘前管内23.67人　人口10万人当たりの新規感染数
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/429906
ここ一週間の人口10万人あたり新規感染者数

青森県弘前保健所管内の人口10万人当たりの
新型コロナウイルス新規感染者数を東奥日報が集計した結果、
19～25日の1週間は23.67人となった。

他は都道府県単位の集計のため単純比較できないが、
感染者数は全国で最も多い沖縄県の17.08人や、
東京都の7.60人を上回る水準となった。

全国的にも際立つ急速な感染拡大に、弘前市内の医療関係者らは
「元々医療従事者が少ない地域で、
発症が多数に上っているのが一番の問題」と指摘している。

青森県が設置主体の弘前保健所は、管轄区域が弘前、黒石、平川、
藤崎、板柳、大鰐、田舎館、西目屋の8市町村。
各市町村の直近の人口や、県の発表資料
「新型コロナウイルス感染症患者の発生について」を基に集計した。

都道府県別の感染状況を独自に集計している長野県によると、
人口10万人当たりの新規感染者（19～25日）は沖縄県が最多。
次が東京都で、青森県は全国で3番目に多い6.07人だった。
以下、大阪府6.02人、北海道4.99人。

弘前保健所管内での感染拡大について、弘前市内の男性救急医は
東奥日報取材に「医師は大学から派遣可能だが、
実際に患者に接する看護師不足が解消できないのが問題点」と語った。

別の男性内科医は「こんなことで全国一にはなりたくなかった。
市民の間にも『弘前は感染者が出ていないので大丈夫』という
根拠のない油断があったのではないか」との見方を示した。