【クラウドファンディング】半焼の自宅、ネットで公開　生活再建へ資金募る「火災の怖さ知って」 [ポンコツ★]

火災の怖さを知ってもらおうと、青森市の団体職員、本田政邦さん（38）がインターネット上のクラウドファンディング（CF）で生活再建のための資金を募るとともに、出資者に対して火事で半焼した自宅を公開している。
本田さんの家は木造2階建てで、3月10日午後に火災が発生。2階を中心に約20平方メートル（床面積の約2割）が焼けた。県警の調査結果などから、2階のストーブから出火したとみられるという。5人の家族は全員無事だったが、家財や思い出の品などが焼失し、家の解体が必要なことが分かった。

　火事から2日後、住宅再取得価格の見積もりを依頼した大工が家に来ると、「火事になった家の中は初めて見た」と驚いた様子だったという。本田さんは「子どもに火の怖さを伝えたり、火災への備えを見直すきっかけにしてもらえるのではないか」と考え、CFのリターンとして焼けた自宅を公開することに決めた。

　CFは1口5000円からで、リターンとして現場の写真や火災保険の注意点などをまとめたデータを提供する。2口以上の出資で自宅の見学ができる。見学は6月上旬ごろまで受け入れ、その後解体工事に入るという。

https://mainichi.jp/articles/20200428/k00/00m/040/015000c.amp