- 1 : 2021/02/14(日) 12:02:34.36 ID:wFEll3o9aSt.V
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ロックスター哲学者スラヴォイ・ジジェク「トンネルの先には、希望の光でなく電車が向かってくるのが見える」 | クーリエ・ジャポン
https://courrier.jp/news/archives/232600/
いつまでたっても収束しないパンデミック──私たちはそんな状況に疲弊し、だんたんと無関心になってきてはいないだろうか。だが、過激な発言で知られる哲学者スラヴォイ・ジジェクは、私たちが団結することを学んでいないならば、さらなる危機が必要となると警鐘を鳴らす。
- 2 : 2021/02/14(日) 12:03:03.01 ID:wFEll3o9aSt.V
コロナ以前の生活で、スラヴォイ・ジジェクが最も恋しいものは「孤独」だ。「安っぽいポストモダン流ジョークとして言っているわけじゃない」と言う。この告白が、彼の語る多くの言葉と同じように矛盾しているのは承知のうえだ。「ロックスター哲学者」と呼ばれ、世界中で講演をしてきた彼も、今はリュブリャナ(スロベニア)の自宅を出ることすらほとんどない。彼はその自宅からビデオ通話に応じた。
ベージュ色のソファにだらしなく身を預け、不格好な画面には、カラフルな小さいフクロウ柄のクッションと、黄色い絵の隅が垣間見える。
「私は大きなリスクを抱えてる。ウイルスに感染したとしても黙っているだろうな。私は71歳で、重度の糖尿病がある。そのうえチックもある……」
あるコメディアンが、こうした特徴をすべてマネてパフォーマンスをした。その名も「新型コロナ感染症への罹(かか)り方がわからなければ、ジジェクの酷いありさまを見ればいい」
ジジェクは笑い、それから息を吸い、舌なめずりをして目を掻き、鼻を激しくこすった。
「私は隔離生活を楽しんでいるけど、孤独が懐かしい。というのも、こんなに人から声をかけられるのは初めてでね。いまいましいズームめ。みんな私に襲いかかってくるんだ」
声がかかるのは、彼が本を書き続けているからだ。ジジェクは2020年夏に 『Hegel in a Wired Brain(機械につながれた脳とヘーゲル哲学)』(未邦訳)を発表。また、緊急に『パンデミック──世界をゆるがした新型コロナウイルス』(2020)も出版している。新型コロナウイルス発生からわずか100日後のことだ。すでに第2巻の準備ができており、第3巻の執筆もはじめている。
ジジェクを抑えておくのは容易ではない。2時間の会話の途中でも、手を挙げて口を挟まなければならなかった。自分は今落ち込んでいて不機嫌だと彼は言う(「そういうときには、もっと酷い状態の相手としか話す気がしない」)。そして、彼は開始早々にこう頼んだ。
「私はもう老人で、おまけに疲れていることを忘れないでほしい。だからどうか、私が話したことをうまく整理してくれ。私の言ったとおりに書くのは、私のことが大嫌いな記者だけだ」
そしてこう促した。
「じゃあ始めよう。アウシュビッツのように、仕事が私たちを解放してくれるだろう」
- 3 : 2021/02/14(日) 12:03:15.46 ID:wFEll3o9aSt.V
パンデミックのあと、崩壊した時代が訪れる──著書『真昼の盗人のように―ポストヒューマニティ時代の権力― 』のなかで、エルンスト・ルビッチはホロコーストの生々しい傷に肉薄するため、ユーモアを用いたと書いています。私たちには、パンデミックを嘲笑する準備ができているでしょうか?
まだできていないね。ヒロイズムと恐怖から上質なスリラーが生まれるかもしれない。それに、恐ろしい出来事を描いたコメディもある。ユーゴスラビア内戦のあとには、最高に知的で、下品で、途方もない政治ジョークが生まれた。
だが、パンデミックをエンターテイメントにするには、まだ時間が必要だ。プリーモ・レーヴィの『これが人間か』は、40年代には失敗した。その作品が勝利を迎えるまでに20年かかったんだ。私たちはまだその時点に達してないが、ユーモアはいずれ戻ってくる。それも、ダークで残酷なユーモアとなってね。
──あなたは著書『パンデミック』で、私たちはひどく疲れていると書いていました。今はどうでしょう?
私たちは慢性的に疲労している状態だ。春にはもっと苦しんでいた。けれど現在、スロベニアには当時の20倍の感染者がいるにもかかわらず、人々はもっと無関心になっている。絶望しているからだ。この先、何が起こるかは誰にもわからない。
人々は、文字どおり欲求を失っている。サラエボでは、屋根に狙撃兵がいるなかで、人々は生き残るために戦った。そして戦争が終わると、自殺の波がやってきた。
私は、これから同じことが起こるのではないかと恐れている。半年もすれば、公衆衛生上の危機はもっと制御できているかもしれない。でもそれから経済危機が訪れ、第三の波は心理的なものになるだろう。情緒的に不安定な、崩壊した時代が到来する。
──私たちは、それに対してどのように立ち向かえばよいでしょう?
この記事は有料です。
- 4 : 2021/02/14(日) 12:05:31.33 ID:uL6YRP020St.V
- あれ昨日まで無料で読めたのに
- 5 : 2021/02/14(日) 12:06:17.13 ID:Uq/jOI9i0St.V
- 哲学者にしては思考が洞窟の中の民みたいになってんな
- 21 : 2021/02/14(日) 12:39:18.33 ID:kplcnXCAaSt.V
- >>5
明晰性に欠け シニカルに過ぎ 偏見にとらわれ 希望がなく 過度に受動的あまり学べる部分はなさそうだな 角度を変えて検討しても
- 7 : 2021/02/14(日) 12:07:25.10 ID:588YN24T0St.V
- 団結とか連帯とかを前提にするような言説は全部夢物語だからさ
- 8 : 2021/02/14(日) 12:07:40.51 ID:QnZCoaKyaSt.V
- ジジェクって難しいイメージ
頭の悪い自分でも読めるものはあるのか - 10 : 2021/02/14(日) 12:10:09.62 ID:jX3ZDCj60St.V
- >>8
ジジェク自身によるジジェク - 9 : 2021/02/14(日) 12:09:59.15 ID:/LiqmYdJ0St.V
- アセンションに向かってます
- 11 : 2021/02/14(日) 12:10:51.11 ID:HXGC2DCa0St.V
- 崩壊した時代が来るってなんかわかる気がするね
日本だと既に政府が統治能力を喪失していてカルトが大きな力を持っているし - 12 : 2021/02/14(日) 12:13:23.82 ID:588YN24T0St.V
- 全体主義の元の全人民平等は政府つまりコントロール部をAIに任せるレベルで徹底して無機質化させないと絶対に失敗するよ
ソ連でさんざん思い知っただろうにもう薄れつつあるんだな - 15 : 2021/02/14(日) 12:25:41.51 ID:reSs9iLK0St.V
- >>12
それって
岸信介が、サボタージュ要員を雇っただけなんよね。 - 14 : 2021/02/14(日) 12:22:27.86 ID:reSs9iLK0St.V
- 令和:「好きですよ!?」。
- 17 : 2021/02/14(日) 12:28:36.80 ID:5feC/eGO0St.V
- 線路があるなら想像できた事だろ
- 18 : 2021/02/14(日) 12:29:03.30 ID:JduqN7FS0St.V
- 今火事場の馬鹿力的に張りつめてる緊張の糸が収束で切れたらどうなるかわからんよね
- 19 : 2021/02/14(日) 12:33:02.07 ID:D6Dm2pkE0St.V
- >──私たちは、それに対してどのように立ち向かえばよいでしょう?
>
>この記事は有料です。いいね。実にうまい
- 20 : 2021/02/14(日) 12:37:02.78 ID:Ye/1Cw+K0St.V
- 要約:コロナ社会の影響で自殺が増えます
こんなん誰でも言えることを言って何の意味があんの?
- 22 : 2021/02/14(日) 12:40:00.79 ID:jB1uPkVddSt.V
- ふせろっ!
- 24 : 2021/02/14(日) 12:45:12.16 ID:reSs9iLK0St.V
- しかしどうすればみんなが希望を持てるかにはおまえらも着手してねえんじゃねえか。
- 25 : 2021/02/14(日) 12:46:00.38 ID:3xs09e330St.V
- ジジェクっていつも大したこと言ってないなあ
- 26 : 2021/02/14(日) 12:46:01.66 ID:reSs9iLK0St.V
- こいつのここがだめだをベルトコンベアーで運ばれてくるたんびにやる人生は、やめようぜ。
- 27 : 2021/02/14(日) 12:46:37.08 ID:reSs9iLK0St.V
- それって、雛鳥の挙動だぞ。
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